未成熟な卵子を体外で育て、精子と受精させる研究を了承
- 2019/06/04
- 20:40
つい先日、未成熟な卵子を体外で育て、
精子と受精させる研究を、厚生労働省が了承した。
こちらは、不妊治療の受精率を高めるために
大阪府内のクリニックが2017年に申請していたもの。

受精胚を研究用に作ることを国は原則禁止しているが、
2004年、不妊治療など生殖補助医療に関わる研究に限って作成を容認した。
その後、
2011年に、
研究ごとに国が審査するなどのルールを定めた倫理指針を作り、
今回は、その倫理指針施行後、初めて承認された。
今回承認された研究は、4年間の予定。
その間、夫婦から同意を得て、
生殖補助医療のために採取した後に残った卵子や精子を研究に使う。
申請したクリニックによると、
研究では300個の受精胚を作り、
作成された受精胚は子宮に戻さず廃棄するという。
卵巣の中で未成熟な卵胞がいくつもできる
多のう胞性卵巣症候群の人などに行われることが多い
IVM(体外成熟培養)という技術の向上が目的で、
通常の生殖補助医療にとってかわるものではなく、
多のう胞性卵巣症候群の女性のほか、
がん患者などが化学療法を受ける前に卵巣や卵子を凍結する場合に有効
と、されている。
精子と受精させる研究を、厚生労働省が了承した。
こちらは、不妊治療の受精率を高めるために
大阪府内のクリニックが2017年に申請していたもの。

受精胚を研究用に作ることを国は原則禁止しているが、
2004年、不妊治療など生殖補助医療に関わる研究に限って作成を容認した。
その後、
2011年に、
研究ごとに国が審査するなどのルールを定めた倫理指針を作り、
今回は、その倫理指針施行後、初めて承認された。
今回承認された研究は、4年間の予定。
その間、夫婦から同意を得て、
生殖補助医療のために採取した後に残った卵子や精子を研究に使う。
申請したクリニックによると、
研究では300個の受精胚を作り、
作成された受精胚は子宮に戻さず廃棄するという。
卵巣の中で未成熟な卵胞がいくつもできる
多のう胞性卵巣症候群の人などに行われることが多い
IVM(体外成熟培養)という技術の向上が目的で、
通常の生殖補助医療にとってかわるものではなく、
多のう胞性卵巣症候群の女性のほか、
がん患者などが化学療法を受ける前に卵巣や卵子を凍結する場合に有効
と、されている。
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