不妊の要因になっていることも。あまり自覚症状がない「慢性子宮内膜炎」
- 2018/11/20
- 18:28
受精卵の着床、その後の妊娠の経過にも
重要な役割を果たす子宮内膜。
その子宮内膜にまつわるある病気が、
着床障害の原因になっているケースがあるとして、
注目を集めているそうです。

病名は
「慢性子宮内膜炎」
細菌感染などによって子宮内膜に生じた炎症が続く病気です。
月経の度にはがれ落ちて再生する子宮内膜ですが、
機能層と深層部の基底層(機能層に比べてごく薄い)で構成されています。
急性子宮内膜炎は生理で剥がれる部分の子宮内膜の炎症で、
月経の際の剥奪により治る事も多いのですが、
慢性の場合は深層部の基底層まで炎症が及んでいるため
治療の必要があります。
とはいえ、自覚症状がないことも多いという
慢性子宮内膜症。
東大病院の着床外来で
2016~18年に受診した不妊症患者128人を検査した結果、
62.5%に慢性子宮内膜炎が見つかり、
うち9割が抗菌薬を使って完治。
その後、不妊治療すると、妊娠率が61.2%に上昇し、
この数字は、一般的な不妊治療の1.5~2倍に相当する改善率とのこと。
もし、
着床障害など、
子宮の状態に不妊の原因がある可能性があると
考えられる場合、
「慢性子宮内膜炎」の検査を受けてみるのも
良いかもしれません。
重要な役割を果たす子宮内膜。
その子宮内膜にまつわるある病気が、
着床障害の原因になっているケースがあるとして、
注目を集めているそうです。

病名は
「慢性子宮内膜炎」
細菌感染などによって子宮内膜に生じた炎症が続く病気です。
月経の度にはがれ落ちて再生する子宮内膜ですが、
機能層と深層部の基底層(機能層に比べてごく薄い)で構成されています。
急性子宮内膜炎は生理で剥がれる部分の子宮内膜の炎症で、
月経の際の剥奪により治る事も多いのですが、
慢性の場合は深層部の基底層まで炎症が及んでいるため
治療の必要があります。
とはいえ、自覚症状がないことも多いという
慢性子宮内膜症。
東大病院の着床外来で
2016~18年に受診した不妊症患者128人を検査した結果、
62.5%に慢性子宮内膜炎が見つかり、
うち9割が抗菌薬を使って完治。
その後、不妊治療すると、妊娠率が61.2%に上昇し、
この数字は、一般的な不妊治療の1.5~2倍に相当する改善率とのこと。
もし、
着床障害など、
子宮の状態に不妊の原因がある可能性があると
考えられる場合、
「慢性子宮内膜炎」の検査を受けてみるのも
良いかもしれません。
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